かしこい赤ちゃんが育つ「西原式育児」とは?

「○○式育児法」とは、きっと子育て中の方なら何かは耳にした事があるでしょう。

子供を丈夫に育てる、天才に育てる等…

中でも、“かしこい”赤ちゃんを育てるという独自の育児法を推進しているのが『西原式育児』です。

口腔外科の医師である西原克成先生が、実際に接した患者さんから免疫疾患の原因を探る中で、子育てにおける問題点を見直して生まれた方法ですが、その内容とは…?
 

photo credit: Gigglepuss via photopin (license)

 

目次

西原式育児の具体内容

1. 離乳食は1歳を過ぎてから与え始める。それまでは母乳または乳児用ミルクのみ。2歳半までは母乳のみでも良い。ステップアップミルクも1歳を過ぎてから与えること。

2. 食べ物はしっかり、よく噛ませること。

3. 鼻呼吸を促進させるため、おしゃぶりを4~5歳まで使用する。

4. 眠る時の姿勢は、口呼吸・骨の変形を防ぐため、仰向けが良い。

5. 紙おむつや衣類のゴムなど、各所を締め付ける物は使用しない。

6. 0脚を防ぐため、ハイハイを沢山させ、幼いうちは歩かせすぎに注意。疲れたらすぐにベビーカーに乗せる。

7. 冷たい飲み物は低体温を引き起こし、腸内細菌が増殖するため与えない。体内を温かく育てる。

 

期待される効果

離乳食編

赤ちゃんの腸は2歳半で完成するため、その前に離乳食を与えない事は、じょうぶな腸を作ることに繋がります。

また、母乳を沢山吸うことで顎の筋肉が発達し、後々食べ物を口にした時に噛む力を育てます。

そして、離乳食を遅らせることは“丸飲み”する癖を付けません。

じょうぶな腸とよく噛むことは、アレルギー体質を作りにくくします。

 

おしゃぶり編

赤ちゃんの口を塞ぐおしゃぶりは、自然と習慣的な鼻呼吸を身に付けます。

同時に顎も歯並びも発達します。
おしゃぶりを吸うことで血行が良くなり、脳も発達します。

また、鼻翼と横隔膜を動かす鼻呼吸は、安眠にも繋がります。

 

仰向け寝編

寝る時に仰向けにすると、呼吸器官の一部である手足を自由に動かす事ができます。

仰向けにすると深い眠りにつけないという説がありますが、深い眠りに付けない=よく泣く=肺を使って呼吸法を学ぶことに繋がります。

乳幼児突然死症候群を引き起こす危険性が減る、筋肉が上手に発達する、骨盤や背骨が歪まないのも、仰向け寝のメリットです。

 

体を温める編

締め付ける衣類を使用しない、冷たい飲食物を与えない、布おむつを使用する、これらの事は、赤ちゃんの血行を良くします。

低体温になる心配がなく、便秘も解消されます。

温めて血行を良くすると、免疫力が上がり内臓が強くなります。

逆に冷やすことは赤ちゃんを不機嫌にし、精神が安定しないために発達障害、自閉症に繋がる可能性を高めます。

 

歩かせない編

産まれたばかりの赤ちゃんの血圧は30ですが、次第に上がって60になった頃に歩き始めます。

しかし、血圧が上がり切らないうちに歩き始めると、貧血になりやすい体質になってしまいます。

その分、たくさんハイハイをさせる事で体の各器官や脳が発達します。

 

実践する前に…

様々な育児法がありますが、基本的にどの育児方法に正解はない、と私は考えます。

世間一般的な常識=正しいと捉えがちですが、果たして本当にそうでしょうか。

西原式育児は現代社会に多いライフスタイルから考えると、実践することは難しいと考える方が多いでしょう。

しかし、周囲の意見に惑わされずに、自分が良いと思う育児法であれば、取入れるのは決して悪いことではありません。

ただし、この方法を実践したからと言って、どの赤ちゃんも必ずアレルギーにならない、必ず脳が発達する、とは言い切れないのも事実です。

家庭環境、周囲の接し方、生活リズム、そして生まれつきの性格もまた、子供の体・脳・心を発達させる要因です。

子供は親が思うようには育たたないと言う通り、過度な期待はお母さん自身を追い詰めることにもなります。

この事を念頭に入れつつ、実践してみる価値があるかどうかをよく考えましょう。

 







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