意外と多い?妊娠中に食べてはいけないもの

妊娠すると、ママの体はママだけのものではなくなります。
赤ちゃんが健康な状態で無事に生まれてくるために、配慮しなければならないことがたくさんあります。
その中で、今回は妊娠中に食べてはいけない「食べ物・飲み物」について、理由とともにご紹介していきます。

妊娠中に食べてはいけないもの
photo credit: Jack Sprat tea via photopin (license)
 

目次

アルコール

妊娠中の飲酒が赤ちゃんに悪影響を与えることはご存知だと思います。
母体が摂取したアルコールは、そのまま赤ちゃんも吸収してしまうため、胎児性アルコール症候群という病気を発症しながら産まれて来る可能性が高くなります。
少量の飲酒でも、学習障害、発育遅延、行動異常などが見られたという例が実際にありますので、絶対に飲まないよう注意しましょう。
 

カフェインが含まれる飲料

コーヒー、緑茶、紅茶、コーラなどの炭酸飲料にカフェインが含まれています。
このカフェインは、中枢神経を覚醒・興奮させる作用があります。
母体が摂取すれば、そのままの濃度で胎盤を通りやすいこともあり、注意が必要です。
どうしても飲みたいという場合は、カフェインレスのコーヒーやお茶を飲むようにしましょう。
 

生肉類

生肉類にはトキソプラズマという寄生虫が生息している可能性があります。
母体の血液がそれに感染することで、赤ちゃんが脳障害を引き起こしたり、視力障害、運動能力や発育の遅れが表れます。大
人は免疫力のおかげで感染しても症状として表れることはほとんどありません。
しかし、胎児は大きな影響を受けるので注意してください。
レアステーキ、生ハム、ユッケ、レバ刺、サラミなどがこれに該当します。
 

ひじき

海藻の中でも、特にひじきは妊婦に良くない食べ物として知られています。
その理由は、ひじきに含まれるヒ素の量が多いことにあります。
ヒ素が胎児に及ぼす悪影響は、催奇形性、脳障害などがわかっています。
通常のひじきを適量食べるのであれば、栄養が取れて健康にも良いです。
しかし、怖いのはひじきを使ったサプリメントや、粉末状になっている物を健康に良いと思い込んで摂取し続けることです。
 

ナチュラルチーズ・生魚

加熱殺菌されていないナチュラルチーズから、リステア菌という食中毒にかかる心配があります。
リステア菌は健康な成人女性であれば、感染しても発症する可能性は低いのですが、妊婦が発症する確率はその20倍にも上ると言われています。
もし妊婦が感染したらその菌は子宮や胎盤を汚染し、流産や死産も否定できません。
 

マグロ・くじら

マグロには水銀が含まれています。
水銀は大人であれば、食べても体内から排出されるため、問題はありません。
しかし、妊婦が食べた場合は、胎児に悪影響を及ぼすことを忘れてはいけません。
影響を受けた胎児は催奇形性や脳障害、発達遅延が起こる可能性が高まります。
水銀は加熱処理で減ることはありませんので、妊娠中は極力避けた方が無難です。
 

スパイス、アロエ

アロエは皮をむいて内部のジェル状の部分を食べるだけなら非常に健康に良い食品です。
しかし、皮部分にはアロインが含まれており、子宮に働きかける作用があります。
子宮内の充血を招き、早産や死産になる可能性が高まります。
また、体を温める効果のあるスパイス類も同様に子宮に働きかける作用があり、子宮収縮を促進させて流産に繋がるかもしれません。
 

レバー、うなぎ

妊娠中に必要な鉄分を補うためにレバーを積極的に食べる妊婦さんがいます。
レバーにはビタミンAがたくさん含まれており、必要量以上に食べすぎてしまう傾向にあるのが怖いところです。
ビタミンAは過剰摂取で体内に貯蓄される性質にあり、摂りすぎると胎児を催奇形性にすることがわかっています。
食べ過ぎには注意してください。
 

まとめ

これらの危険な食べ物の他に、糖分の摂りすぎは妊娠糖尿病を引き起こし、塩分の取り過ぎは妊娠中毒症になりやすいと言われています。
体に良いと言われるものでも過剰摂取は良くありません。
妊娠中は、胎児への影響も考えて、我慢できることは我慢し、ストレスが溜まるようであれば他で補うなどの配慮が必要です。
赤ちゃんを生んだら食べられるようになる物もありますので、少しの間、赤ちゃんのためにと思って気を配ってくださいね。
 







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