虫歯にならない乳児の歯磨きのコツ
生後7カ月前後になると、小さくて可愛い歯が生え始めます。早い子だと3カ月頃から生え始める子もいます。
可愛い歯が見え始めると、ママは虫歯にならないように!と気を遣うようになります。
photo credit: Accomplishment via photopin (license)
小さな子供は、まだ歯磨きを嫌がることもあるでしょう。
虫歯にならないようにするために、ママはどのような歯磨きで対処することができるでしょうか。
目次
歯が生え始める前からスタートしましょう。
硬い歯ブラシを口の中に入れてゴシゴシ磨くことは、赤ちゃんにとって気持ちの良い事ではありません。
歯が生えてきた!と、突然スタートしても嫌がる可能性が高いので、事前に歯ブラシに慣らしておくことをおすすめします。
最初のうちは、ただ持たせるだけで良いのです。パパやママが磨いている時に、一緒に持たせてみましょう。口に入れる物、磨く物だと教え、歯磨きすることを徐々に覚えて行きます。
お兄ちゃんお姉ちゃんがいる時は、仕上げ磨きをしている姿を見せてあげましょう。興味を持ち、自分も!と寝転がったら、歯が生えていなくても面倒がらずに、軽くブラッシングしてあげると良いですね。
磨く際に抑えておきたいポイント
実際に歯が生え始めてきたら、ママの仕上げ磨き重要です。赤ちゃんの頭を膝の上に乗せると、前歯の裏側が見えにくいため、足の間に低めの枕を挟めて寝かせるようにすると磨きやすくなります。
赤ちゃんの頭が動かないように軽く抑え、歯を1本ずつ丁寧に磨きましょう。磨き残さないためには、歯ブラシを各方向から当てて、小さく小さく磨くことがポイントです。
乳歯は隙間が多いので、歯と歯の間を忘れずに磨きましょう。ゴシゴシ力を入れず、軽く優しく動かすだけで、汚れは落ちます。
嫌がったらどうする?
歯磨きを嫌がる場合もあります。無理にさせると余計に嫌がり、今後の歯磨きにまで悪影響を及ぼします。
その場合は、ママの指にガーゼを巻き、優しく拭いてあげるだけに留めておきましょう。
歌を歌う等、歯磨きは楽しい時間だと教えることも良いですね。
赤ちゃんが好きな味の歯磨き粉や、好きなキャラクターの歯ブラシを使うことで、嫌がらずに出来る場合もあります。
例え出来なくても、叱らないでください。上手に出来た時には、思い切り褒めてあげましょう。
乳児の虫歯は見つけにくい?
乳児の初期虫歯は黒くならず、白いために気づかない事が多くあります。定期的に歯医者に!と考えるママもいるかもしれませんが、歯医者の臭い、音を怖がる子供もいます。無理に歯医者デビューさせず、子供の気持ちを尊重して、タイミング良く検診に行けるといいですね。
また、自宅に訪問治療に来てくれる歯科医院もありますので、歯医者デビューの前に問い合わせてみると良いかもしれません。
虫歯になってしまったら?!
乳歯が虫歯になったら、治療は必要です。放っておけば、その後に生えてくる永久歯まで、虫歯になりやすくなります。「また新しい歯が生えてくるから大丈夫!」とは、誤った考えです。
しかし、小さな子供は喜んで歯の治療をさせてくれません。痛みを伴わない治療を行う小児歯科を探して行くことをおすすめします。
また、日頃から虫歯にならないために、食事の内容はバランス良く、お菓子は出来るだけ甘い物を控える、食後はきちんと歯磨きをするという習慣付けが大切です。