赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際の注意点
里帰り出産をするママや、赤ちゃんを連れて遠く離れた親族に会いに行く方、そして赤ちゃん連れで旅行の計画を立てたい!
という方のために、赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際の注意点についてご説明したいと思います。
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目次
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
基本的は、生後8日以降であれば飛行機に乗ることが可能だとされています。
しかし、乗ると決める前に、次の注意点について考えておきましょう。
・生後間もない赤ちゃんは脳や体の機能が不安定であるため、揺れの強い飛行機はできるだけ避けるに越したことはありません。
早くても生後1カ月を過ぎてからにするのが無難でしょう。
・赤ちゃん専用の座席はありません。
ママの膝に抱っこした状態で過ごすと、長時間の移動はママにとっても体の苦痛が伴います。
飛行機によっては、簡易的のベビーベッドを用意してくれる航空会社もあります。
座席に取り付けるチャイルドシートは貸出可能か、いつまでの予約が必要か、持ち込みであれば規定の規格・仕様があるか、取り付けを行ってくれるか自分でするかという点を確認しましょう。
大きく揺れることもありますので、できるだけ抱っこで済ませず、ベルトで固定できるシートを用意すると安心です。
・赤ちゃんを抱っこせず座席を利用する場合は、小児1人分の座席料金がかかるのが通常です。
その年齢や金額は航空会社により異なります。
事前に問い合わせてみましょう。
「耳抜き」対処法
飛行機が離着陸する際、耳が詰まったような感じになりますよね。
それは赤ちゃんも同じです。特に赤ちゃんの場合、耳の機能がまだ充分に発達しておらず、大人よりも耳が痛いと感じやすいのです。
しかし、自分の力で上手に耳抜きをすることができないため、ママが物理的に耳抜きをしてあげなければなりません。
耳抜きの方法としては、赤ちゃんの場合“何かを飲ませる”ことが一番簡単です。
母乳でもミルクでも、水でも良いでしょう。
昇降中の飛行機は揺れるので、飲み物が難しいようであれば、おしゃぶりやおっぱいを口にくわえるだけでも、自分の唾液を飲み込むことになります。
また、少し成長したら飴やガムを用意して口に入れてあげると、それにより唾液が分泌されて耳抜きが出来ることもあります。
「耳が痛い!」と言ったり、急に泣き出した時には試してみてください。
その他の注意点
・機内にオムツ替えの台が備わっているか否かを確認しましょう。備え付けられていない飛行機もありますが、事前に心構えがあると気持ちの持ち方が変わるでしょう。
・赤ちゃんとお父さん、お母さんの座席がバラバラにならないよう、予約は早めにしましょう。
・周囲への配慮を考えて、後方の座席を予約することをおすすめします。トイレが近い、添乗員の対応が早いという点でも安心です。
・毛布や玩具などを借りることができる航空会社があります。荷物を増やさないためにも、事前に確認しておくと良いでしょう。
・可能な限り、乗る直前に母乳を飲ませる・昼寝を避けるなどで、機内で寝てくれるように時間を配分できると良いですね。
まとめ
電車やバスを利用するより目的地へ早く到着できる飛行機は、赤ちゃんへのサービスも他の交通機関より充実しています。
国際線を実際に利用している赤ちゃんも多くいます。
初めての利用を検討されている方は不安も多いと思いますが、不安を解消するためにも様々な点において事前に確認を怠らず、準備を万端にして搭乗すると良いでしょう。
また、急なトラブルにも対応してくれる添乗員さんが揃っていますので、いざという時には遠慮なく相談してみてくださいね。
楽しい旅行になりますように!