つかまり立ちをするようになったら気をつけたい3つのこと

赤ちゃんが0歳~1歳の間に、最も事故が多いのが“つかまり立ち”をする時期だということはご存知ですか。物につかまりながら自由に歩くことの出来る赤ちゃんは、今までより高い目線から様々な物を見るようになります。見える物、触れられる物が増え、好奇心からどんどん手を伸ばし、足を運び、親がちょっと目を放した隙に思いもよらぬ所にいる事もしばしば。ハイハイとつかまり立ちを同時にする赤ちゃんもいますし、ハイハイより先につかまり立ちをする赤ちゃんもいます。その成長段階に決まりはなく、その子によって時期は異なります。実際につかまり立ちをするようになってからではなく、早いうちから注意すべき点を知って危険を回避する準備を整えておかなければなりません。家の中において、赤ちゃんのつかまり立ちの裏側に潜む危険、親が気を付ける点をご説明します。

つかまり立ち
photo credit: Mom, look, I’m standing!- 262 days old via photopin (license)

 

目次

1.ベビーベッド使用の中止

赤ちゃんがつかまり立ちをするようになったら、真っ先にベビーベッドの使用を中止する方が安心です。頭の重い赤ちゃんは重心が前にかかり、ベッドの柵につかまって立った際に柵を飛び越えて落ちる可能性が高くあります。寝ている時だけの使用としても、大人が目を放した隙に目覚めて落ちる危険性もあることを念頭に入れておきましょう。

 

2.赤ちゃんの手の届く範囲が広がります。

赤ちゃんは立つようになると、目の高さがぐっと高くなりますよね。テーブルの上は勿論、棚やキッチン台の手前側にも手が届きます。いつの間にか引き出しや扉も自分で開けられるようになりますので、小さな物や触られたくない物は絶対に手の届かない高い場所に移動させておきましょう。
悪戯防止のためのグッズには「ロックベルト」「引き出しストッパー」「引き出しロック」等という様々な商品名で売られている物があります。家にある家具に応じて設置しておけば安心です。
キッチンでは台の手前側に包丁や箸を置かないことと合わせ、ガス台には常にロックをかけておくようにしてください。忘れがちなのは電話機。赤ちゃんの手が届く場所にあるといつの間にか受話器が外れていると言う事態もよくある事です。さらに、ゴミ箱も赤ちゃんにとっては格好の遊び道具ですので、高い場所に置くようにしてください。冬場であれば、ストーブにもガードを忘れずに付けましょう。食卓テーブルを使っている場合は、テーブルクロスは外しておくことが無難です。赤ちゃんの力で垂れ下がったクロスの角を引っ張ることが出来るため、テーブルの上に物があると怪我をすることが考えられます。

 

3.軽い家具は転倒の恐れがあります。

赤ちゃんが軽い家具に手をかけた途端、ひっくり返って怪我をする心配があります。例えばプラスチックのごみ箱や軽量のスリッパラック、がありますね。それらの家具は重量のあるどっしりしたタイプに買い替えたり、L字フックで壁に固定しておきましょう。

 

まとめ

つかまり立ちをするようになると、お母さんは子供から目を放せなくなります。忙しい毎日は更に忙しくなる・・・それを解っているかのように、特に忙しい夕方になると、キッチンで料理をするお母さんの足につかまって立つ事もありますよね。
赤ちゃんは「安心」が欲しくてお母さんを求めてきます。キッチンの一番下の引き出しや扉を赤ちゃん用に開放して、中にはプラスチックのキッチン用品や玩具を入れおきましょう。お母さんがお料理をしている間、その傍に居られることで赤ちゃんは安心し、グズグズする事もきっと減るでしょう。また、赤ちゃんが愚図りながら寄って来た時には、どんなに忙しい時でも手を休め、鬱陶しいと言わずしっかり抱っこをしてあげましょう。

 







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