幼稚園受験で必ず準備しておきたい6つのこと
幼稚園を受験することに対する意見は賛否両論ありますが、受験して合格すれば、幼稚園から小学・中学、そして希望すれば高校まで一貫した理念の下で教育が受けられるという大きなメリットがあります。
また、本格的に小学校受験を考えている場合は、練習として取り組もうと考えるご家庭もあるでしょう。
そのような幼稚園受験を迎えるにあたり、家庭で準備すべき項目をいくつかご紹介します。
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目次
1.子供の情緒を育てる教育を!
育児で大切なことは何だと思いますか?
その先頭に立つのが、子供の心です。
運動能力や知的能力を育てるためにも、心を健やかに育てることが最も先決です。
子供の話を聞き、子供にしっかり向き合い、子供の気持ちを汲み取り、子供の気持ちを理解してこそ、その他の部分での成長が期待できるのです。
情緒が安定した子供は、様々な場面で力を発揮します。
子供の成長の根底には、心を育てる教育が必要不可欠であることをまず理解し、大切に育てていくよう心がけましょう。
2.周囲との関わり方を育てよう。
幼稚園という集団行動の場において、人との関わりはとても大切になってきます。
入園後の活動の中だけでなく、お受験という場において先生やお友達との関係、親子の関係の在り方も見られています。
相手を思いやる気持ち、気持ちを伝える会話の仕方などは、日頃の生活の中で身に付けるものです。
小さな頃からできるだけ多くの、そして異年齢の子供達とも関わり合えるような場所に連れて行き、人と触れ合う機会をたくさん設けましょう。
3.当たり前のことを、当たり前にできるように!
基本的な生活習慣は当たり前にできるようにしておきましょう。
幼稚園受験では、子供のありとあらゆる行動が判定に影響します。
身の回りの整理整頓、困った時の対処の仕方、お友達への接し方、挨拶や返事、目を見て話す、場所と雰囲気をわきまえる、待つこと、譲ること、我慢すること、順番を守ること…書き出すときりがありません。
これらを、子供に厳しく躾けるのではなく、当たり前に出来るように促すことが最良です。
親の力量が試される部分でもありますね。
しかし、考えてみれば親が手本となって行えば、自然と身に付くことでもあるはずです。
子供だから出来なくても仕方ないと最初から諦めず、何でも丁寧に教えてあげましょう。
4.たくさんの遊びから、多くのことを学ばせよう。
受験すると言っても、子供に最も大切なことは『遊び』です。
数や文字の勉強も受験には必要ではありますが、子供は遊びから学ぶことが最も多いことを忘れてはいけません。
ドリルやテキストをこなすだけが勉強ではありません。
工夫すれば、遊びの中で数値感覚や図形を学び、考える力が身に付くはずです。
絵本をたくさん読んで文字を覚えられるよう促すのも良い方法です。
公園や運動場で走ったり、体を使って遊ぶことで運動能力を高めることもできます。
教えて覚えさせるのではなく、経験させて多くのことを学ぶ、それが子供にとってよりよい教育となることを知り、活用しましょう。
5.受験する幼稚園をしっかり理解しよう。
幼稚園の教育方針を知ることは、受験に対する心構えです。
そして、受験しようと思った動機や、子供がこの幼稚園に通うとどんな将来が見えるか、メリットもしっかり考えましょう。
不安があるのに受験するのでは、幼稚園側も受け入れがたくなります。
安心して子供をお任せできる幼稚園を選び、受験する心構えをしっかり固めておきましょう。
6.受験と保育にかかる費用の準備
最後に、費用の準備が必要になりますね。
幼児教室に通うか否かはご家庭の考えにもよりますが、もし通うとなれば年間500,000円~800,000円ほどかかるのが一般的だと言われています。
その他に、模擬試験を受けたり夏期講習に参加すれば、さらに10~20万円の費用がかかります。
受験の1年前から通うご家庭が多いので、準備資金として早くから用意するに越したことはありません。
受験に合格できたら、次に入園金などの初期費用、そして月々の保育料がかかります。
東京都内有名私立幼稚園の中には最初の1年にかかる費用が1,000,000~1,500,000円というところもありますが、一般的な私立幼稚園でかかる1年目の費用は約500,000~600,000円が平均的な金額です。
2年目以降になると初期費用がかかりませんが、それでも年間500,000円前後かかる幼稚園が多いようです。
この他に、寄付金などがかかる幼稚園もあります。
まとめ
小さな子供に幼稚園受験をさせるのは酷ではないか、親の自己満足に過ぎないという考えの方もいます。
しかし、早いうちに受験させた方が子供のためになるという考えの方もいます。
意見は賛否両論あり、どちらが正しいということはありません。
受験するにしてもしないにしても、ご家庭の教育方針を早いうちからしっかり固めておくことは、子供の将来を考えるためにも必要かもしれませんね。