授乳時間の目安とは?欲しがればどれだけでもOK?

初めての出産を迎え、赤ちゃんとの生活には慣れないことが多くあることでしょう。新生児の子育てで多い悩みと言えば、授乳についての問題ではないでしょうか。母乳で育てるママにとって、赤ちゃんがどのくらいの間隔で授乳が必要か、飲ませ過ぎではないか、足りないのでは?と考えてしまうものです。飲ませ過ぎることが肥満に繋がるかもしれない、逆に足りなければ栄養不足になるかもしれない・・・ママであれば赤ちゃんの発育が心配になるのは当然のことですよね。今回は、母乳育児における授乳時間と量の目安についてご説明したいと思います。

授乳時間
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目次

飲める量には個人差があります。

産まれてすぐにおっぱいに上手に吸い付き、ぐいぐいと飲む赤ちゃんもいます。一方で、なかなか上手に吸うことができず、一度に飲める量がとても少ない赤ちゃんもいます。時間にすると大きな差があり、一度にたくさん飲める赤ちゃんは授乳時間もあっという間の出来事ですが、少量ずつしか飲めない赤ちゃんの場合は1日中と言っても過言ではないくらい、ほとんどの時間を、おっぱいを吸いながら過ごす赤ちゃんもいます。

 

飲ませ続けることで出る量も増えていきます。

母乳は基本的に、赤ちゃんに必要な量が作られると考えましょう。授乳に時間がかかる場合、一度に出る量が足りていないのでは?と考えるママが多いと思いますが、一概にそうだとは言い切れません。赤ちゃんが飲める量が出ているのだと考えましょう。赤ちゃんは次第に飲み方も上手になっていきます。そうすると、それに合わせて作られる母乳の量も増えていきます。逆に、足りていないと自己判断してしまいミルクを足せば、ママの体は「母乳が必要ではない」と考えて作られる量が少なくなってしまいます。

 

新生児のうちは、飲みたがるだけ飲ませて大丈夫!

母乳はとても消化に良いので、飲ませ過ぎはないと考えて大丈夫です。消化された母乳はうんちとして排出されるので、飲む量が多い赤ちゃんはそれだけ便の量も多くなります。もし、たくさん飲んでいるのに便が出ない場合は、母乳の質を疑ってみてください。赤ちゃんには消化しにくいたんぱく質を多く摂取した食生活をしていないでしょうか。野菜を中心に、あっさりとした食生活を心がけましょう。

 

飲ませ過ぎると肥満に繋がる?

新生児の場合、母乳を飲ませ過ぎが直に肥満に繋がるとは言えません。平均的な体重で生まれた赤ちゃんが、母乳をたくさん飲んで肥満だと感じたら、ママは糖分や油分の多い食事を減らし、ヘルシー食に切り替えることを考えてください。また、離乳食が始まった赤ちゃんであれば、その食事内容で肥満になっているかもしれません。母乳以外で取り入れている栄養素を疑ってみましょう。

 

毎回体重を計ることの必要性

赤ちゃんの成長はママにとって楽しみのひとつである反面、心配要素でもありますね。授乳後に毎回体重を計るママもいると思います。しかし、母乳を飲んだ量に必ず体重が比例しているとは言い切れません。特に生後5~6カ月を過ぎると、よく動くようになる赤ちゃんは飲む量より消費する量の方が多くなる場合もあります。体重を計ることはひとつの目安です。精神的に左右されてストレスとなれば、それは母乳の質や量に悪影響になります。あまり神経質になりすぎないことは大切です。

 

まとめ

ママの体質や体調によって作られる母乳の量は変わります。人によっても違いが生じます。そして赤ちゃんが母乳を飲む量も、飲むために要する量も人それぞれです。ママは食生活と適度な運動と睡眠を心がけ、質の良い母乳を作りましょう。そうすれば、飲む量や時間は赤ちゃんに任せて心配ありません。赤ちゃんが元気に、機嫌良く毎日を過ごしていれば、母乳の飲ませ方に問題はない、そう考えてくださいね。

 







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