赤ちゃんの鼻水が止まらない時の対処法。
鼻の穴がとても小さい赤ちゃん。風邪等で鼻水が止まらなかったり、鼻づまりが続くと、とても苦しそうです。苦しくて安眠できない、鼻が苦しくて母乳が飲めず睡眠不足になる事もあるため、早めに解消させてあげたいものです。
では、どんな対処法があるのでしょうか。薬に頼らず、鼻水を早く止める方法をご紹介します。
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目次
優しく拭き取る
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないのは当たり前。お母さんが取ってあげなくてはなりません。
その時に、大人と同じくティッシュを使うと、鼻周りの皮膚を傷めてしまいます。湿らせた暖かいガーゼを使って、やさしく拭き取ってあげましょう。
いくらガーゼでも、こまめに拭き取ることを繰り返していると、やはり皮膚を傷める原因となります。赤くなる前に軟膏を塗る等のケアをすることが必要です。
吸引器で吸い取る
ドラッグストアで売っている赤ちゃん用の鼻水吸引器はとても便利です。綿棒やティッシュで拭き取る事は、鼻水を中に押し込む可能性がありますから、吸い取って外に出してあげることが早く治すコツです。
吸引器は先が柔らかく、鼻の粘膜を傷つけない物を選びましょう。
温める・湿度を高くする
風邪が原因で鼻水が出る場合がほとんどです。鼻から体内に入り込もうとするウィルスを、鼻水で外に出そうと戦っているのです。
風邪のウィルスを撃退するには、体を温めると良いですね。ただし、熱すぎるとかえって風邪をこじらせてしまいます。汗をかいた肌着は、こまめに取り替えてください。
ウィルスは乾燥した所で威力を発揮します。室内は加湿器を利用して、湿度を高く保ちましょう。
埃もまた、赤ちゃんの鼻が出る原因となります。大人であれば鼻の中に入った埃は粘膜がチャッチしてくれますが、鼻の穴が小さな赤ちゃんは、穴の中で埃を処理する事が難しいものです。
特に床に寝ている事が多い赤ちゃんは、立っているお母さんより埃がかかる状態にあるのです。普段から掃除で埃を拭き取ったり、赤ちゃんを高い位置に寝かせることが出来ると良いですね。ベビーベッドや、高さを調節できるリクライニング式のゆりかごも良いですね。ただし、赤ちゃんが動いて落ちる危険性を考え、お母さんは目を離さないか、きちんとベルトを付ける等、考慮しましょう。
免疫力を高める
普段から免疫力を高める生活を心がけることができると良いですね。
バランスの良い食事、睡眠時間の確保、赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとって楽しく過ごすこともまた、免疫力を高めるに繋がります。
免疫力が高ければ、それだけ治りが早くなります。
普段からすぐ薬に頼ると免疫力も低下し、病気をした時、薬の力なしで治すことが出来なくなります。
まとめ
鼻水程度では、病院に連れて行かなくても大丈夫、という場合が多いと思います。普段から規則正しい生活を送っていれば、自己回復力で自然と良くなります。
ただし、黄色い鼻水や、ねっとりとした鼻水が数日続く時、鼻水が何日経っても止まらない時は、風邪以外の病気である可能性も否めません。すぐに病院を受診するよう、注意してください。