赤ちゃんがコンセントに指を入れて感電するのを防ぐ方法

大人の目線で生活していると、赤ちゃんは予想もつかぬところで思わぬ大事故を引き起こす危険性を持っています。そのひとつが、壁の下側にあるコンセントの差し込み口。つかまり立ちやハイハイで近づき、赤ちゃんが触ることのできるコンセントは、感電の恐れがあるため非常に危険です。動けるようになる月齢の赤ちゃんはヨダレの分泌も多く、舐めて濡れた手で触ると大変危険です。また、夏の暑い日にたくさんの汗をかいた状態で触ることも、命に関わる大問題に繋がり得ます。事故が起こってからでは遅いのです。そうなる前に、事前に回避できる対策を考えましょう。

コンセント
photo credit: GFCI via photopin (license)

 

目次

コンセントの穴を塞ぎましょう。

赤ちゃんが触れることのできない状態にすることが一番安全です。コンセントの穴を塞ぐには、次の2つの方法があります。

1. コンセントキャップを使用する
2. 家具の配置を考える

 

コンセントキャップを使用する際の注意点

穴に差し込んで塞ぐタイプのコンセントキャップを実際に使用しているご家庭は多くあると思います。これは、もともと埃や虫が入り込んで燃焼事故が起こるのを防ぐために開発されたものですが、現在は赤ちゃんが指を入れないための安全キャップと謳って販売されています。しかし、ここには思わぬ盲点が隠されていることも知っておかなければ、赤ちゃんを新たな危険にさらす事になり兼ねません。
その盲点とは、赤ちゃんがキャップを外すことができるということです。外してコンセントの穴に指を入れ、結局何も対処していないのと同じ状態になってしまうのです。
もう一つは、外したキャップを赤ちゃんが口に入れてしまう可能性が非常に高いことが挙げられます。
中には、工具を使わなければ取り外すことができない物もありますので、普段使用しない箇所にキャップを取り付けておきたい場合は、赤ちゃんが取り外すことのできないタイプを選びましょう。

 

家具の配置を考える際の注意点

コンセントを塞ぐ形で家具を配置する場合、そこに繋がれたコードはどこを通っているでしょう。家具の下を通り、使用する場所へコードが伸びている場合は、赤ちゃんがハイハイをしてコードを噛んでしまったり、引っ張る危険性があります。コンセント口を塞いでも、伸びたコードが危険を生むことになってしまっては何の対策にもなりません。コードは赤ちゃんの手が届かない高い位置を通す配線を考えることが必要です。
また、おもちゃを置く部屋がリビングから離れていたり、ドアや壁が妨げとなって監視できない場所に赤ちゃんがよく行く場合、死角となる箇所のコンセント口には最大の注意を払ってください。ちょっと目を離した隙に事故が起こり得る可能性はないとは言い切れません。

 

お母さんが見て教える

何より大切なのは、お母さんが常に赤ちゃんを見ていることです。死角となる場所へは1人で行けないようにすることは、赤ちゃんを守るためにママが絶対にすべき事です。危険な場所、触ってはいけない!と、赤ちゃんにしっかり教えることも忘れてはいけません。手を伸ばそうとした時に、さっと手を抑えて「だめ!あぶないよ!」と強く言いましょう。それを何度か繰り返せば、言葉のわからない赤ちゃんでもお母さんの言いたいことは理解してくれるはずです。

 

まとめ

赤ちゃんにとっては、たとえ家の中であっても多くの危険が潜んでいるものです。大人の目線では気付きにくいことが、赤ちゃんにとっては命に関わる重大なことかもしれません。もう一度、赤ちゃんの目線に立って家の中を見回してみてください。コンセントの差し込み口はもちろん、他にも危険は潜んでいるかもしれません。

 







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