スムーズに卒乳させる4つのポイント

赤ちゃんが自然に卒乳する時期として、最も多いのが1歳半頃だと言われています。しかし、2歳になっても3歳になっても離れたがらない赤ちゃんもいます。また、最近は赤ちゃんが1歳のお誕生を迎える事をきっかけに仕事に復帰するお母さんが多いため、赤ちゃんの意思に関係なく、1歳前に断乳するという考えをお持ちの方も多くいるでしょう。
しかし、適する卒乳の時期は赤ちゃんによって異なりますし、無理をすると後々赤ちゃん返りをしたり、いくつになってもママのおっぱいが恋しい子供になってしまうという心配もあります。スムーズに卒乳させるコツをお話ししますので、これから卒乳時期を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

卒乳
photo credit: nerissa’s ring bottle V via photopin (license)

 

目次

1.計画を立てましょう。

ある日突然、「今日からおっぱいはナシよ!」と言われると、赤ちゃんの心には大きな穴が開いてしまいます。毎日あると思って安心していたのに・・・なぜ?!お母さんに嫌われたのかな・・・と不安になってしまいます。
赤ちゃんは1歳を過ぎると、お母さんがきちんと話す言葉はほとんど理解できるようになります。2~3週間、必要な場合はそれ以上前から、「そろそろ、おっぱいはやめようね」「ご飯を上手に食べられるようになったから、おっぱいは飲まなくても大丈夫ね」「おっぱいがなくても、お母さんはあなたのことをたくさん愛しているから大丈夫よ」と、赤ちゃんに日々語りかけて行くことから始めましょう。

 

2.離乳食をしっかり食べさせ、徐々に授乳を減らしましょう。

離乳食をあまり食べない赤ちゃんの場合、母乳やミルクからのまだ必要である可能性が高くなります。まず、卒乳する前に3度の食事からの栄養をしっかり摂ることが大切です。だからと言って、卒乳をほのめかして無理に離乳食の量を増やしたり、叱りつけて食べさせることは良くありません。赤ちゃんは、おっぱいから離れるのが嫌だと余計に卒乳が遅れてしまいます。食事は普段通り楽しむことを基本に考えて、上手に量を増やして行けると良いですね。
また、離乳食後に授乳している場合は、牛乳や水、お茶等に代えて授乳回数を減らしていくことが望ましいと思います。

 

3.コップやストローで水分補給の練習をしましょう。

赤ちゃんは、『喉が渇いた=おっぱい』だと育てられてきました。その概念を変えることも卒乳には必要です。水やお茶をコップやストローで上手に飲めるように教えて行きましょう。赤ちゃんが気に入る可愛いコップや、キレイな色のストローマグを用意してあげると、喜んで使いたがる赤ちゃんは多いようです。

 

4.これだけは気を付けたいこと

いくら計画立てて、離乳食や授乳回数を調整しても、赤ちゃん自身が「もういらない!」と思わなければ、卒乳には至りません。その時に、お母さんの判断で「お母さんのおっぱい、痛いからもうやめたいわ!」「今日から美味しくなくなっちゃったの・・・」と言ったり、夜、布団に入る時に「自分で寝ないとお化けが来るよ!」と怖がらせることは止めましょう。お母さんのおっぱいが恋しいまま離れさせることはトラウマとなります。飲まなくなってからも、いつまでもおっぱいを触りたがる子供になったり、いつまでも気持ちが安定せず、後追いが酷くなる事もあります。

 

まとめ

これらのポイントでスムーズに卒乳できたとしても、その後はしっかり愛情を注ぎ、安心させてあげることを忘れないようにしてください。授乳時間の触れ合いは親子にとってとても大切な時間。その時間が無くなるのですから、お母さんの愛はもっともっと大きく注いであげなければならないと考えておきましょう。

 







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