子育てで絶対に言ってはいけないNGワードとは?
大人目線で子育てをしていると、イライラしてつい口にしてしまう言葉が子供を大きく傷付けてしまうことがあります。
親からの何気ないひと言に、子供は一喜一憂します。
褒められたら褒められただけ伸びますし、けなせば、けなしただけ心を閉ざします。
子育て中、子供が傷つくことのないよう、言ってはいけないNGワードを覚えておいてください。
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目次
産まなければ良かった・・・
この言葉は最も口にしてはいけません。
子供の存在そのものを否定し、産んだ自分をも責めています。
それを聞いた子供は、自分が産まれてきたばかりにママを苦しめている・・・自分なんて、この世にいない方がいいんだ・・・と考えてしまいます。
あなたのためよ!○○しなさい!言うことを聞きなさい!
命令口調になることはよくありますよね。
片付けをしなさい、勉強をしなさい、もう寝なさい・・・命令はすべてあなたのため!
こう言われると、命令に従わなければなりません。
反発すれば、ほら見たことかと叱られる・・・自分の意思などお構いなしに、ただ言うことを聞いていれば良い!?
それでは子供の意思も感性も育ちません。
どうして何回言っても出来ないの!
子供は大人のように思う通りに出来ないことがたくさんあります。
それを学びながら成長するのですから、最初はできなくて当然。
数回教えたからと言って、すぐにできるようになるはずがありません。
何度言っても出来ないの!と言われても、出来ないのです。
それを責めても、子供にはどうしようもありません。
○○くん、○○ちゃんはできるのに・・・
子供は人と比べられ、自分の方が低いとけなされることを嫌います。
自分自身を否定されていると受け止めますが、同時に比べられた友達のことを妬みます。
兄弟姉妹でも同じことです。
人と比べることは止め、その子自身の小さな成長を認めてあげましょう。
バカな子!ダメな子!
あまりにバカとかダメと言われ続けた子供は、自信を喪失します。
自分はバカだから・・・どうせやっても出来ないから・・・と、意欲を持つことができなくなります。
先へ進む努力をせず、成長できなくなります。
うるさい!あっち行って。
子供はうるさいものです。
親にまとわりついてくるのは、愛情を欲しているからです。
甘えたいからです。
それを邪魔扱いすると、とてつもない悲しみに襲われます。
構ってもらえない、受け止めてもらえない、甘えたいのに甘えられないという気持ちが強くなり、自己否定する子供になってしまいます。
よその子になれば?
「○○ちゃんのお家はいいなぁ~」
「○○ちゃんのママはいいなぁ~」
と子供が口にすることはよくあることです。
人を羨ましいと思う気持ちは、決してママが嫌だと言っているわけではありません。
○○ちゃんの家はいいな、でもやっぱりママが一番いい!という安心感を確認しているのです。
それを、「じゃぁ○○ちゃんの家の子になれば!」と、絶対に不可能な事を口にしてはいけません。
頑張っても出来ることではありませんよね。
悪気がなくても子供は大きく傷付くことを覚えておいてほしいと思います。
まとめ
親が大人の考えで冗談を言っても、子供は本気で受け止めます。
軽々しく「バカね」と言えば、自分はバカだ・・・ママにバカだって思われている・・・素直にそう感じます。
子供の心はとても繊細です。
小さな言葉の欠片に傷つき、そこから傷がどんどん広がって行きます。
子育てにイライラすることがあっても、子供にかける言葉に影響させないよう最善の注意を払うことは、親の大きな責任です。
もし、どうしてもイライラを抑えられず子供に八つ当たりしそうになった時には、隣の部屋に行って気持ちを落ち着かせましょう。
決して感情のままに怒りをぶつけることはしないように、気を付けてください。