自信がある子に育つ5つの方法
「自分自身の良いところを10カ所答えなさい」という質問を子どもに投げかけたとき、すぐに答えられる子どもはどのくらいの割合だと思いますか?
おそらく、さっと答えられる子どもは非常に少ないのではないかと察します。
簡単に答えられる子どもは自分に自信を持っている証拠であり、それが生きるための大きな活力となることは間違いありません。
その「自信」を持たせるためには、家庭で親がほめるときの伝え方が最も大切だと考えます。
ただ何でもかんでもをほめるのではなく、自信を持たせるように褒めるとは、いったいどのようなしつけ方なのでしょう。
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目次
1.子どもの存在を大切に思う気持ちを伝えましょう。
子どもの自己肯定感を高めるには、まず子どもの存在自体を大切に思っていることを言葉でしっかり伝えることが最も大切です。
この自己肯定感が低い子どもは、いくら褒められても素直に聞き入れることができません。
逆に自己肯定感を高める躾け方で育った子どもは、自分に自信があります。
そのため、ちょっとした事でめげることなく、小さく褒められただけでも素直に喜び、次へのステップへと結びつけることができるのです。
2.努力し始めたときに、まず褒めましょう。
子どもが「頑張ってみようかな」と思うことがあったとき、その気持ちをまず褒めましょう。
前向きになる気持ちはとても素晴らしいことです。
まだ結果が出ていなくても、頑張ろうとする意欲を褒めることは、頑張る気持ちを持続させるために必要です。
「ママが応援してくれる!」という気持ちが自信に結びつき、大きな結果を出しやすいものです。
3.努力したことを、具体的に褒めましょう。
ただ「頑張ったね」「えらかったね」だけでなく、具体的に褒める方が子どもには伝わりやすいものです。
「お友達に○○してあげていたね。やさしいなぁ~と思ったよ。」
「上手に○○ができるようになったね。毎日練習したからだね。」
「○○してくれて、とっても助かったよ。ありがとう。」
など、子どもが何をほめられたのか、何が良かったのかを理解できるように伝えましょう。
4.褒めるときは目を見て気持ちを伝えましょう。
言葉は目を見て伝えることで、心の奥まで届きます。
褒めるときの目や表情が気持ちを物語るのです。
そこにスキンシップも加えて思い切り抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげると尚良いでしょう。
自分のしたことでママがどれだけ喜んでくれたか、頑張った甲斐があった!と子どもは大きな自信を感じることができます。
5. 1つ叱ったら10褒めましょう。
毎日の生活の中で、子どもには親として教えなければいけないことがたくさんありますよね。
しかしその中には、教えなくても子ども自身が親や周囲を見ながら、自然と身に付けて行くことが、実はとてもたくさんあるのです。
必定以上に叱らない、考えさせて自分で行動させる、子どもを信じて見守ることを心がければ、自然と叱る回数より褒める回数が増えるのではないでしょうか。
叱る回数は最低限に抑え、その10倍褒めてあげる方に心を使いましょう。
子どもは1回叱れば自信が0になり、1回褒めれば1つの自信を身に付ける・・・叱ることと褒めることが子どもに与える力は、それだけ大きな差があるのです。