【魔の2歳児】イヤイヤ期の対処法
どんなに良い子でも、2歳になると自我が生えて自己主張が強くなります。ママの言うことに反抗し、毎日のように「イヤ!」と口にされて手こずっているママも多くいるでしょう。『魔の二歳児』などと言われるこの年齢を、イライラせずにどうやって乗り越えたら良いのでしょう。実はこの時期を、私はとても楽しんで過ごしていました。イヤイヤ期ではありますが、ママのちょっとした対応でその「イヤイヤ」も可愛く感じてしまう、そのちょっとしたコツを伝授します!
photo credit: grouch via photopin (license)
目次
イヤイヤ時は成長の証!
朝、着替えさせようとしたら「イヤ!」。ご飯も「イヤイヤ!」。出かけようと思ったら靴を履くのが「イヤ!」何でもかんでもイヤイヤと頑固に言い張ることが多い2歳児。この時期を『魔の二歳児』と呼びますが、可愛い我が子に“魔”と付けるのは喜ばしいことではありませんよね。知恵も付いているので、物で釣るのも効果なし。イライラして怒ると逆効果・・・。しかし、このイヤイヤは子供の成長の証なのです。何でも親の言いなりではなく、自分が「○○したい!」「自分でしたい!」と主張する気持ちは、大きらかな気持ちで受け止めてあげるのが最良の対処法なのです。
「待つ」ことの大切さ
靴を自分で履く!ご飯を自分で食べる!と、「自分で、自分で」と言うのもこの時期の特徴です。大人にしてみれば、やってあげた方が速いし楽なのに・・・と思うことがとても多くあるでしょう。しかし、親は試されていると思ってください。「待つ」ことが大切なのです。「早く!早く!」と急かしたり、「できないでしょ!」とすぐに手を貸すことをせず、待ってください。子供のペースに合わせる事は容易ではありません。しかし、親としての忍耐力が鍛えられる時期でもあると捉えましょう。
イヤイヤ!」は笑顔で受け流す
着替えるのは嫌!食べるのも嫌!歯磨きは嫌!なぜ子供はイヤイヤを連発するのでしょう。気持ちに余裕のないママは、そんなこと考えていられないかもしれません。とにかく早く終わらせたいと時間に追われ、子供の気持ちなどそっちのけ・・・これでは子供のイヤイヤは治まりません。大切なのは、叱らずに笑顔で受け流すことです。子供の言っている事にいちいち反論していては、同じレベルの子供同士の喧嘩になってしまいます。嫌なことは「そっか・・・じゃぁ着替えないでいいよ!出かけるのやめて今日は1日パジャマでいよう~」「ご飯、いらないの?お腹がすくからおむすびにしておくね!」と、子供を否定せずに笑顔で対処しましょう。“どうしてもしなければならない事”以外は、甘やかしても良い時期です。逆に、甘やかさずに厳しく躾けようと頑張って対立する方が、後々子供の心に傷を付けて後が大変なことになる可能性が高くなります。
言葉の裏側に隠れた気持ちを探る
2歳の子供が、「イヤ!」と言ったその言葉の裏の気持ちは、本当に「イヤ!」なのでしょうか。ご飯を食べず「おなかいっぱい~」と言ったその本音は?「行きたくない」と言う時、本当にそう思っているのでしょうか。
ママは言葉だけを受け止めて、「もう知らない!」と言ってしまいがちです。でも、子供の様子を普段からよく観察していると、どうしてなのか・・・という理由までが見えてきます。「おなかいっぱい」と言う前にしていた遊びが頭から離れないとか、「行きたくない」のは家でしたい事があるとか、行く先に楽しいことがないと知っているとか、その部分を考えてみると、解決に繋がることもあります。
ママ、こっちを向いて!のサイン
子供は常にママには自分だけを見ていてほしいと願っています。知恵がついて自我が芽生えた2歳児は、その感情が特に強いと言えます。従い、ママが怒るようなことをわざとにしてみたり、ママの気を引く言葉を言ったりしたいのです。例え笑顔ではなくても、とにかくママの意識を自分に向けようと頑張って発する言葉であると考えれば、ママも気持ちを大きく持てるのではないでしょうか。
まとめ
子供が大きく成長するまでには、様々な試練とも言える段階がたくさんあります。そのひとつひとつに思い悩んでしまうのは、親ですから当然のことです。しかし、どんな悩みであっても時期が来れば必ず解決の方向へ向かいます。そのためにも、試練と言える大変な時期としっかり向き合い、反抗心であっても、そのひとつひとつを認めてあげることが大切なのです。子供を受け止めてあげられるのは親です。周囲が手を貸してくれたり、知恵を与えてくれても、子供自身の心を受け止めるのは親の役目です。そのことを忘れず、2歳の反抗期ともしっかり向き合って過ごしていきましょう。