母乳育児を成功させる5つの方法

赤ちゃんが産まれた直後から始まる母乳育児。
小さな口で一生懸命おっぱいを飲む赤ちゃんの姿はとても微笑ましく、ママにとっては幸せを感じる瞬間です。
しかし、1歳半~2歳頃まで続く母乳育児には、幸せを感じるだけではなく、様々な問題にぶつかり、悩みながら対処しなければならない場面も出てくるかもしれません。
卒乳までの過程の中で、多くのママたちが抱える問題をもとに、母乳育児を成功させるために心得ておきたいことをまとめてみました。
母乳育児を成功させる5つの方法
photo credit: Mom and baby via photopin (license)
 

目次

1.最初の難関・・・出ているの?

初めての出産を経験された方なら誰しもがぶつかるであろうこの悩み。
赤ちゃんに必要な量の母乳が出ているのだろうか?と不安になることが最初の難関です。
中には、周囲に「出ているの?ミルクを足した方がいいんじゃない?」と言われて悲しくなることにより、ストレスがたまって母乳が出なくなってしまうママもいます。
母乳は基本的に、赤ちゃんに必要な量が分泌される仕組みになっており、出ないからと言ってすぐにミルクに移行するのではなく、飲ませ続けることで分泌量が増える場合がとても多いことを覚えておいてください。
質の良い母乳をたくさん作り出すために、バランスのとれた食事と心のケアが大切であることを覚えておきましょう。
 

2.乳腺炎の心配

体質にもよりますが、乳腺炎にかかってしまうママも少なくはありません。
もともと乳腺が細く、母乳が詰まりやすい体質の方もいます。
日中は仕事で母乳を出すことができないために、詰まってしまう方もいます。
脂っこい食事が多く、母乳の質が下がるために詰まる方もいます。
乳腺炎の心配がある方は、自分の体質を知り、それに見合った対処法を考える必要があります。
母乳指導をされている産院を選ぶなり、産後は母乳ケアをしてくれるかかりつけ医を見つけることも大切です。
 

3.赤ちゃんが噛む!痛みとの闘い

赤ちゃの歯が生え始めると、おっぱいを噛まれてとても痛い思いが何日も続くママも多いですね。
噛むという行為は、赤ちゃんに悪気があるわけではありません。
ママが赤ちゃんとしっかり向き合って飲ませることや、授乳時間外で歯固めの玩具を与えるなどで対処できます。
母乳育児を快適に続けるために、色々な対処法を試してみてください。
 

4.夜中の授乳

夜中、赤ちゃんが泣いて授乳のために頻繁に起きなければならない・・・これも、多くのママが抱く悩みのひとつです。
睡眠不足になると、日中の育児にも影響を与えてしまいますよね。
できるだけ昼間は仮眠を取ったり、夜は赤ちゃんと一緒に早めに就寝するようにしましょう。
パパや両親など周囲の協力を得ることも必要になります。
子育てはママだけの仕事ではなく、みんなの助けが必要であることを充分に話し合ってください。
 

5.卒乳に焦りは禁物!

そろそろ卒乳かなと考え始める頃には、周囲のママ友も同じように考えている場合が多いでしょう。
しかし、赤ちゃんの成長スピードはその子によって異なることを忘れず、我が子のペースに合わせて卒乳に向かい取り組んでください。
スムーズに卒乳させたいと思うなら、絶対に焦りは禁物です。
一度卒乳してしまうと、ママの特権である母乳をあげるという行為は、願ってもできなくなります。人生の中で考えると、母乳育児に費やす時間は非常に短い期間です。
後で後悔しないようにこの時間を大切にしましょう。
 

まとめ

母乳育児は物理的な問題も多くありますが、精神的な問題がとても影響します。
ママのストレスで出たり出なかったりしますし、そのストレスは授乳を通して赤ちゃんに伝わります。
様々な問題には家族や病院と相談しながら、ひとつずつクリアして行けるといいですね。
赤ちゃんの健康を守る母乳育児が、ママと赤ちゃんに幸せを運ぶ貴重な時間となることを願っています。
 







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