赤ちゃんがアデノウイルス(プール熱)に感染した時の対処法

アデノウィルスとは、一般的にプール熱とも呼ばれる子供がかかりやすい病気の一種です。季節性ウィルスではないため、一年を通していつ感染してもおかしくありません。症状は軽く済むケースと重症に至るケースがあり、軽い場合はただの風邪と判断されがちです。そのアデノウィルスについて、詳しく探っていきましょう。

不機嫌な赤ちゃん
photo credit: Pissed Off Sick Boy via photopin (license)

目次

考えられる感染原因は何?

飛沫感染や感染者との接触が多くの原因です。症状の軽い人が気付かずに人混みに行けば、そこで感染して重症に陥る可能性もあります。また、家族の1人がかかってしまうと、家族内で感染する可能性は高くなります。赤ちゃんだけでなく、大人にも感染する病気です。

 

どんな症状が出るの?

39~40度の高熱、目ヤニ、目の充血、目痛、のどの痛みや腫れ、頭痛、食欲不振、倦怠感が主な症状です。まれに、膀胱に炎症を起こして血尿が見られる場合もあります。ひと言にアデノウィルスと言ってもその型には数種類あるため、症状が人によって異なりますが、一般的には高熱に眼・咽の症状が伴うと考えておけば間違いありません。高熱は酷い場合で一週間以上続くこともあります。一方で、軽い場合は高熱が出ないこともあります。結膜炎や風邪が流行している場合は、それらだと勘違いしてしまい、アデノウィルスだと気が付かずに終わる場合もあります。

 

病院での対処法は?

残念ながらアデノウィルスに対する特効薬や予防接種はありません。かかってしまい病院に行くと抗生物質を処方されるでしょう。しかし、抗生物質はアデノウィルスそのものに効果はありません。喉の痛みを抑える抗生物質や、熱を下げるための解熱剤、目の症状を抑えるステロイド剤が処方される場合もあります。どの部分に薬が必要かは医師の判断に任せる他ありません。

 

自宅での対処法は?

アデノウィルスは1週間前後で自然に治まるのを待つしかありません。その期間、高熱に伴う脳障害が起きないように座薬をさしたり、脱水症用を起こさないように水分補給をするという方法、消火に良い物を無理のない程度だけ食べること、そして安静に寝ていることが家庭でできる対処法です。

 

感染拡大を防ぐために

家族に感染する確率が高いので、家族全員で感染拡大を防ぐための対策を講じましょう。マスクを着用、手洗いうがいをしっかりと!スプーンや箸、タオル類の共有をしないことに注意してください。

 

まとめ

赤ちゃんは、ママの心の不安を察知します。アデノウィルスは命に関わる危険性のある病気ではありません。すぐに治りますので、不安に陥らないように気を付けてくださいね。

 







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