ママ友の間にあるママカーストって何?

テレビドラマで有名になったママカーストという言葉。

“カースト”はもともとヒンドゥー教における奴隷制度のことで、それがママ友同士の間において作られる制度的なことを言います。

いつの時代でも、「〇〇さんちのママは・・・」とママ友同士の間で差別・いじめのような問題は存在してきました。

それが、クラス・学年ぐるみ、幼稚園・学校ぐるみで自然と階級が出来てしまうようになり、ママカーストと呼ばれるようになったのです。

テレビの中だけの話ではなく、実際に存在するママカーストについて詳しくご説明します。

ママカースト
photo credit: Rennett Stowe Woman Watching Seagulls via photopin (license)

目次

階級の基準は?

セレブと呼ばれるお金持ちの家庭、夫の職業、世帯収入などが大きく反映されます。

有名な企業の経営者であったり、医者や弁護士などの職業、高級マンションや高級住宅街に住んでいるという理由で生活レベルが高いとみなされると、ママカーストにおける階級は上位になります。

サラリーマンなどの一般家庭だと階級は中くらい、貧しい家庭のママは基本的に下級扱いです。

それに加えて、美人であるか否か、ブランド品を持っているか、性格や立ち振る舞いの善し悪し、両親の出身校、果ては子どもの学力、性格、運動能力までもが判断基準になります。

誰が階級を決めるの?

生活レベルの高いママと友達になった方が得することがあると考えるママは多いでしょう。

そうすると、次第にグループが出来始めます。

そのグループ内で他のママ友や子どもの噂話になり、

「○○ちゃんのママがこんなことを言っていたわ!」

「○○くんのママはこんなことができるんですって!」

と、自然と階級付けが生まれます。

SNSの普及により猛スピードで広まる噂の怖さ

グループだけでなく、クラスや学年全体でLINEのグループを作ったり、その他のSNSなども誰しもが当たり前に使う現代社会では、誰かが口にした噂は一気に広まります。

それが良い噂でも悪い噂でも、そして事実だろうとただの噂だろうと、その噂によりママ友の間での階級が決められます。

その階級は、最初から定められた区分に分類されるのではなく、“何となく”な雰囲気で周囲が“何となく”認識するものです。

たったひとつ誤ったことをしたり雰囲気を壊す事を口にすれば、あっという間にその噂が広まり階級が格段と下げられるのも怖い事実です。

階級に含まれない人もいるの?

ママ友との付き合いを重要ししない、いわゆる“一匹狼”的な存在で、「自分は自分!」と断固たる信念を持つママは階級に含まれない傾向にあります。

また、どのようなママとも適度な距離を保ち、常にあたりさわりのない発言しかしないママも、上位階級のママたちの目には止まりません。

ママカーストって実際に存在するの?

すべての幼稚園、学校でママカーストが存在するわけではありません。

比較的人口の多い都会では、ママ同士が関わる場面も少なく、あまり聞かない話のようです。

多いのは地方都市において、地域での噂や情報が広まりやすい環境にあるところです。

小さな都市ほどママ友同士の関係が密になりやすく、また家庭環境や夫の会社での立場まで地域全体が知らざるを得ないという傾向にあり、ママカーストも存在しやすいと言えるでしょう。

被害を受けるのは子どもです。ママカーストの在り方を考えましょう。

ママ友同士の付き合いは子育てをするにおいてとても大切だと考えるママは多いですよね。

しかし、それがカースト制になってしまうと、悪い噂や相手に対する態度に子どもは敏感になります。

そして、子ども同士の付き合いにも悪影響を及ぼします。

生活レベルに差はあっても同じママ友同士、子育てに奮闘しているという事実に差はありません。

生活レベルを超えてお互いが助け合い、お互いにとってより良い存在となる付き合いができるような環境を作っていきたいものです。







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