赤ちゃんの「首がすわる」とはどういうこと?いつ頃から?

赤ちゃんが産まれてから、毎日の成長はママにとってとても楽しみなものですよね。ひとつひとつ、出来るようになることが増えるのは育児の励みにもなります。その最初のステップが“首すわり”ではないでしょうか。しかし、ちょっとした勘違いがあると、赤ちゃんの首に負担をかけることをしてしまう可能性もあります。しっかり首がすわるとはどのようなことを言うのでしょうか。そして、だいたいいつ頃に首がすわる赤ちゃんが多いのでしょうか。詳しくご説明します。

首すわり
photo credit: Grandma’s Love via photopin (license)

 

目次

勘違いしないで!!

生後2~3カ月くらいになると、赤ちゃんを縦抱きにしても首がガクンと下がらずにしっかり安定した状態を保てるようになってきます。この段階で「うちの子は、もう首がすわったの!」と勘違いするお母さんがとても多くいます。しかし、首をしっかりと立てていられるだけでは、首がすわったとは言えません。

 

見極めのポイントは?

では、しっかり首がすわったと言えるのは、どのような状態なのでしょう。それは、赤ちゃんをうつ伏せに寝かせた時に自分の力で首を持ち上げて、頭を支えることができるようになった状態を言います。写真屋さんの店頭や雑誌、おむつのパッケージなどで裸になった赤ちゃんが天使のようにうつ伏せで首をあげて笑っている姿を見たことはありませんか?そうした状態で、かつ自分の力で首を自由自在に動かすことができるようになれば完璧に首がすわったと言うことができます。
また、縦抱きをした時も同じように、ただ安定した状態を保つだけでなく、右を向いたり左を向いたりを自分の力で出来るかを確かめましょう。赤ちゃんの後ろ側から声をかけてみると、声のする方を向いて反応しようとします。それができれば完璧です。

 

注意すべき点

首がすわった!と勘違いしがちな3カ月前後に注意すべき点は、うつ伏せ寝にした時です。自分で首を支えることができても、長時間になると首が疲れて、いつの間にか動かせなくなり窒息してしまうことがあります。赤ちゃんの様子から目を放さないように注意してください。

 

安心してはダメ!

首がすわると楽になります。しかし・・・赤ちゃんの首がしっかりすわると、抱っこをした時に首をささえる必要がなくなります。お母さんは片手で赤ちゃんを抱っこしながらもう片方の手で何かをすることができたり、おんぶ紐を使用することもできます。家事がずいぶんと楽になるでしょう。しかし、まだしっかりすわっていない状態でこれらの行為をすると、赤ちゃんの首には負担がかかってしまいます。

 

成長速度には個人差があります。

赤ちゃんの成長速度はその子によって異なり、練習して出来るようになるものではありません。早く成長してほしい!と楽しみな気持ちはとてもよくわかりますが、焦らず、赤ちゃんに任せてゆっくり見守ってくださいね。

 







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