赤ちゃんが何でも口に入れる理由【今さら聞けない基礎講座】

赤ちゃんの事故に多いのが“誤飲”です。誤飲は窒息という、命に関わる危険性のある自己ですから、ママはとても慎重に事前対処をしなければなりません。おもちゃを購入する際には、口に入る大きさではない物を選ぶ必要があります。家にある小さな文具類なども、口に入らないよう細心の注意を払って収納場所を考えなければなりません。では、そもそも赤ちゃんはどうして何でも口に入れようとするのでしょう。意外と考えたことのないママは多いのではないでしょうか。それを知ると、ただ「入れちゃダメ!」と叱ることはできなくなる、納得の理由が存在するのです!

噛む
photo credit: Indy via photopin (license)

 

目次

赤ちゃんは、産まれて真っ先に“口”を使うことを覚えます。

産まれたばかりの赤ちゃん。手で物を掴むことはできませんし、視力も徐々に発達して行きます。しかし、本能としてお母さんのおっぱいを口にくわえて母乳を飲むことを考えてみてください。口を使って上手におっぱいを吸い、ごくごくと飲むという作業はできるのです。つまり、赤ちゃんは生きる為に母乳を飲むという習性を自然と身に付けると同時に、口を器用に動かすことを覚えていくのです。

 

手の感覚より、口の感覚

赤ちゃんは、その物はいったい何なのか、どのような形状でどのような温度なのかを触れることで覚えて行きます。そして、それは手より口の感覚の方が過敏に感じ取ることができるのです。そのため、口に物を入れてそれが何であるのかを確かめているのです。決して食べたい、美味しそうと考えているわけではありません。

 

歯が生え始めると別の理由も・・・

成長して歯が生え始める事になると、歯茎のむず痒さを感じるようになります。そのため、おもちゃをかじってむず痒さに対応しているという理由が考えられます。この頃になると離乳食が始まっていますが、それでもおもちゃを食べようと考えているわけではありません。

 

抗菌グッズが良い?

赤ちゃんが、あまりに何でも口に入れるためにおもちゃはすべて抗菌の物を買いそろえた方が良いのでは?タオル類は常に洗濯したてのキレイな物を持たせた方が良いのでは?と考えるお母さんもいるでしょう。しかし、色々な物を口に入れて、そこから外界にある様々な菌に触れ、体に抗体ができてくるのです。無理に清潔を保とうとする必要はありません。よっぽど汚い泥汚れが付いているとか、マジックなどの有害物質がついている場合は洗って落とす必要がありますが、そうでなければ過剰な心配をすることはありません。

 

誤飲だけは気を付けよう

赤ちゃんが物を口に入れることは悪いことではありません。しかし、つるっと喉の奥に滑り込んで喉を詰まらせ、窒息する可能性がある物もあります。また、クリップやおはじきなどは、飲み込んで胃の中に残ってしまうことがあります。便と一緒に出てくることもありますが、手術で取り出すことになると大変です。
赤ちゃんが生後5カ月になる前に、トイレットペーパーの芯をひとつ用意してください。それに入る物は赤ちゃんが飲み込んでしまう危険性があることを覚えておきましょう。

 

まとめ

赤ちゃんが何でも口に入れることは、学習です。決して無理に止めさせたり、叱らないでください。危険を感じる物は、ママが赤ちゃんから遠ざけるようにすれば大丈夫です。また、飴も喉に詰まらせる危険性がありますので、あまり小さなうちから与えないようにしてくださいね。

 







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