妊娠中にお酒を飲んではいけない理由

日頃からお酒が大好きな人にとって、毎夜の晩酌が疲れやストレスを癒してくれたり、また楽しみのひとつであるかもしれませんね。しかし、妊娠したとわかったその日から・・・または妊娠を望んだ日からは、すぐにお酒は止めるべきです。妊婦がお酒を飲むことが、赤ちゃんにどれほどの悪影響を及ぼすのかを知れば、赤ちゃんを大切に考えて止める決心ができるのではないでしょうか。今回は、その悪影響について詳しくお話ししたいと思います。

お酒
photo credit: Vino Toscano via photopin (license)

 

目次

障害を持って産まれて来る可能性があります。

  1. 胎児性アルコール症候群(FAS)
  2. 知的障害
  3. 行動障害
  4. 奇形障害

赤ちゃんがこれらの障害を持って産まれて来てしまうと、障害と一生付き合って生活しなければなりません。もし飲酒が原因であれば、ママ自身も一生責任を感じながら生きて行くことになるでしょう。

 

低体重児・未熟児が産まれる確率が高くなります。

アルコールは感覚を麻痺させる機能があります。ママはそのおかげで嫌なことを忘れたり、ストレスが解消できるかもしれません。しかし、常に産まれるための準備を進めている赤ちゃんの成長まで麻痺させてしまうのですから、体重や身長が思うように伸びなくなります。低体重児や未熟児の赤ちゃんは、正常範囲外・・・言い方を変えると異常範囲内で産まれて来るということです。体重や身長が正常範囲に届いていない赤ちゃんは、産まれてからの生きる力が弱いということです。病気にかかりやすい、成長が遅れるというデメリットを持って産まれてくるのです。

 

赤ちゃんが飲酒したのと同じこと?!

ママが飲んだアルコールは、少量であっても胎盤を通して赤ちゃんに届いてしまいます。つまり、赤ちゃんがお酒を飲んだことと同じ状態になるのです。飲めば飲む程その危険性が高くなります。

 

すべては、ママの責任です。

妊娠中の飲酒は、ほんの少し、コップ1杯程度・・・なら、大丈夫!と言う人がいますが、安全性は保証されているわけではありません。また、法律で禁止されていることではないため、すべてがママの責任となります。ある人がこれくらい飲んでいたけれど元気な赤ちゃんが産まれてきた!という場合もあるでしょう。しかし、アルコールの代謝率や吸収率、体質には個人差があります。決して人と同じく考えないようにしましょう。

 

まとめ

子供は健康に産まれて来ることが一番の幸せです。妊娠中のお酒を我慢することで多くのの心配を回避できるとしたら・・・それでもお酒が飲みたいですか?既にアルコール依存症になってしまっている場合は、妊娠を望んだ時点で治療をすることはママとして最初の責任です。必ず病院で治療を受けてください。元気な赤ちゃんを産むことができれば、飲酒よりも大きな幸せが待っているはずです!

 







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