3歳児までの親子関係が人格形成に影響すると言われる4つの理由

「三つ子の魂百まで」という言葉、きっと、誰しもが耳にしたことがあると思います。

3歳までの親子関係により、一生涯の人格・性格が形成されるという意味であり、昔から子育ての場において考えられてきたことです。

この先、何十年も続く人生において、最も大切な時期であると言っても過言ではないくらい、産まれてから3歳までの時期は慎重に、そして愛情たっぷりに子育てをしたいものです。

とは言えども「その根拠は?」と問われると、答えられる人が何人いるでしょうか?

ここでは、 “3歳児”までの子育てにおいて、なぜそれが人格形成に影響するのか、その理由を探ってみたいと思います。

親子関係
photo credit: elviskennedy Happy Mother’s Day via photopin (license)

1.脳の80%はこの時期に構築されます。

赤ちゃんは産まれてから3歳の間に、脳が急成長します。

3歳でその80%が形成され、小学校入学前の6歳には大人とほぼ同じ大きさになると言われています。

80%といえば、大部分を占めます。

ですから、何もできない赤ちゃんが3歳になるまでの間に、様々なことが出来るようになるのにもうなずけますね。

体を自由に使って動くことができるようになりますし、言葉も覚えて話せるようにもなります。

遊びの場面でも創意工夫を見せてくれ、その脳の発達には驚かされます。

だからこそ、この時期に外から受ける多くの刺激をスポンジのようにどんどん吸収することは重要なのです。

その中で最も大切なのは、大脳新皮質を作り上げる親からの愛情なのです。

2.大脳新皮質は動くことで発達します。

大脳新皮質は、主に記憶や感覚をつかさどる機関です。

その機能は、動くことで目覚ましい発達を遂げます。

手足をより多く動かせば動かすほど、脳が著しく成長するのです。

特に3歳までの子供は親の行動をよく見て真似しようとすることが、動きの基本となります。

ですから、親子でコミュニケーションを取り、親が子供と接する時間が多ければ多いほど、脳の機能も発達すると言えるのです。

大脳新皮質が厚く成長した子供は、その時に親から受けた愛情の記憶に、一生包まれて生きることができるでしょう。

育った五感は何をするにも役立つはずです。

3.生命欲求を満たすことが基本になる3歳までの子育て。生きる活力を養います。

お腹がすいた、眠たい、遊びたい、○○がしたい、という生きるために基本的な欲求を親が満たしてあげると子供は満足します。

この満足感を得ることで、もっと○○したい!と意欲が沸きます。

3歳までは自分の欲求を芽生えるままに表に出し、親がそれを受け止めてあげることが、次への成長へと繋がるのです。

こうして3歳までに培った親に対する安心感こそが、生きる活力となるのです。

4.しつけや教育ではない、愛情で育てる時期です。

しつけや教育をしようと思えば、禁じなければならないことも出てくるでしょう。

3歳までは押さえつけると脳が委縮すると言われています。
心が閉ざされます。

とにかく親がたくさんの愛情をかけ、子供のわがままも受け止めてあげることで、子供はそこに自分自身の存在価値を見出します。

自分を大切にしてくれる親の愛情を感じて成長した子供は、他人へ愛情を持って接することができるようになります。

それを、わがまま放題に育てている、自由奔放過ぎる、甘やかしと非難する人もいるでしょう。

しかし、3歳までにたっぷり親に甘えることのできた子供こそ、心がしっかり成長するのです。

あっという間に過ぎる貴重な時期を逃さないで!

3歳までの時期は、最も手のかかる時期でもあります。

毎日がとても忙しく、肉体的にも精神的にも、その大変さを実感しながら過ごす親がほとんどでしょう。

しかし、子供が成長してから後悔しても、取り戻すことのできない貴重な時期であることを忘れないでください。

この大変な時期にこそ、手をかけ、目をかけ、子供と向き合ってたくさんの愛情を注いだ子育てができれば、きっと子供はその大変さを裏切らずに成長してくれるはずです。



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